芥川と直木

芥川賞直木賞が出ましたね。
それぞれ楊逸(ヤンイー)さんと井上荒野さんに決まったようです。
それにしても年に二回行われる同賞ですが、
毎回素直に思ってしまうのは「誰?」の一言に尽きます。
まだ直木賞は中堅作家に与えられる賞だけあって、
6人中3人は名前を知っておりました。
(個人的には『となり町戦争』で有名な三崎亜記をプッシュ)
しかし芥川賞になると、これはもうさっぱりわからない。
一応新人に与える賞ってことになっているらしいんだけど、
下手すると受賞作がまだ本になっていないこともしばしば。
つまり文芸誌を購読するほど文芸ジャンキーでなければ普通は知らないわけです。
とはいえノミネートされた中にはけっこう昔から本を出している人もいる。
そこらへん含めて芥川賞って謎ですね。


余談ですが芥川賞の正式名称は芥川龍之介賞
直木賞直木三十五賞です。これまた「誰?」ですよね。
べつに35回しか賞を続ける気がなかったわけではなく、
これで立派なペンネームだったようです。でも、三十五ってなあ。